こんにちは
ワイン大好き、そしてワインを仕事にもしている、けいちままです。
仕事で、プロとして挑戦する資格には、「日本ソムリエ協会J.S.A」と「WSET®」があります。
この記事ではそんな2つの違いをご紹介します。
- WSET®って何?
- WSET®を受けようか迷っている
- J.S.Aソムリエ試験とWSET®ってどう違うの?
- WSET®の内容が知りたい。
こんな風に思っていらっしゃるあなた、ぜひ最後まで読んでみてください(^^)/
J.S.Aソムリエ資格と世界のWSET®のいろんな違い
はい、どちらも、難関です。
しかし日本でより知名度があるのはやはりJ.S.Aソムリエ資格。
以前はWSET®は業界の人にですら知られていない事もありました。しかーし!近年、受験者は増加、超難関Diploma合格者も増えてきていて知名度はどんどん上がっています。
WSET®資格手当を支給している会社もある程です
★J.S.Aソムリエ試験
・より知名度がある
・全国47都道府県での受験が可能
・スクールに行かずとも、独学で受験できる
・深く理解してなくても、とにかく暗記すれば受かる!
・一次試験はCTB方式
・二次試験に論述が追加された
・テイスティングの量が多い
★WSET®
・グローバルで認められている
・覚える事が少ない
・知識量よりも、理論性重視の為、楽しく学べる
・テイスティング試験が赤と白の2種類だけ、でも記述式
・英語受験にも挑戦できる!
・受験・スクール場所が、日本では東京・名古屋・大阪のみ
・受験のみが出来ないのでスクールに半年程(レベルによる)通わなければならない
・地方の方は金銭的負担が大きい
一番の違いは、、
やはり、アプローチの仕方。勉強していて、楽しい!!!!って思うのは個人的にWSET®の方です。
それはなぜか、
J.S.Aソムリエ・ワインエキスパート試験の一次試験に関しては、とにかくひたすら暗記。
- ボルドー格付け61のシャトー丸暗記
- イタリアDOCGワイン76銘柄丸暗記
- ワイン産地の地図丸暗記
とか・・丸暗記さえすれば良い!と思ってしまうのは、問題の出題形式にあります。
ソムリエ試験問題例
①●●ワインはボルドー格付け何級でしょう?
②イタリアDOCG●●ワインはどこの地域のワインでしょう?
③●●地域で一番多く栽培されているブドウ品種は何でしょう?
等々。
なのでソムリエ教本(J.S.Aが発行しているソムリエ試験用教本。600ページ弱あります)を丸暗記すれば、論理など理解していなくとも反射的にすぐ解けます。
すぐ解けると言うと簡単に聞こえますが、重箱の隅をつつくような問題もあるので、難しいし、だからこそ膨大な量の暗記が必要なのです。
一方、WSET®は上に挙げた‘‘丸暗記項目’’は無理に覚えなくてもいいんです。
実際私がオーストラリアで、WSET®トレーニングを受けた時、格付けのかの字も出てきませんでした( ´∀` )
日本のソムリエ資格を持っている方でも、WSET®用の学習をせずに受けるとおそらくパニクるでしょう。それぐらい内容は大きく違ってきます。
では、どういった内容なのか、実際の問題を公表するのは違反みたいなので、、、、、たとえば、上の例でいくと、
WSET試験問題例
●●地域で一番多く栽培されているブドウ品種は何でしょう?
答え
××品種!
というのではなく、なぜその地域にはそのブドウ品種が多く栽培されるのか。歴史、土壌、気候すべてをつなげて考え答えよ。
そんなイメージです。
試験ではこういった記述式が多く、なんとなく分かっている。だけじゃダメで、正確な情報・知識をロジカルに考え、答えを導き出さなきゃいけないのです
でもそうやって考えながら学習する方がより楽しいですし、記憶に残りやすいですよね。
それぞれの受験方法
●ソムリエ・ワインエキスパート試験
日本ソムリエ協会公式ホームページよりWEB出願申し込み。順次、分厚い教本が送られてきます。
●WSET®
アカデミー・デュ・ヴァンソムリエ試験、WSET®両方の受験対策講座があります。WSET®受験にはスクール必須です。
まとめ
J.S.Aの試験勉強であっても、ロジカル的に考えながら学習していくと良いだけの話なのですが、まぁそんな余裕が無いくらい、とにかく暗記しないといけない事が多いのです。
そしてロジカルシンキングのWSET®は知識よりも’’理解‘‘する事が重要。
世界のワインを‘‘詰め込み勉強’’して理解したつもりでも、実際は点と点の知識だけで、線にはなっていないのです。恥ずかしながら少なくともわたしはそうでした。
ロジカルに考えるようになると、今までバラバラだった点が線になっていく、そんな瞬間が出てくるんです!そうなるともうめちゃくちゃ楽しいんです!!
仕事としてだけでなくワインを趣味にしている方ももちろん
・これから、どちらを受けようか迷っている方、両方挑戦してください。
・ソムリエ・エキスパート資格を持っている方、ぜひWSET®も挑戦してください。面白いです
結局何が言いたいか
WSET®はめちゃくちゃ面白い!
試験に挑戦したくなった!と言う方、
ぜひ私の’’ワインの師’’も講師をつとめるアカデミー・デュ・ヴァンで新たな一歩を踏み出してみてください。
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